オリーブオイルの格付け
現在、オリーブオイルは質によって8つに分類されています。
- エキストラ バージン オリーブオイル
- バージンオリーブオイル
- ランパンテオリーブオイル
- 精製オリーブオイル
- オリーブオイル
- 未精製ポマースオイル
- 精製ポマースオイル
- ポマースオイル
このうち、私たちがスーパーやインターネットなどで購入できるのは『エキストラ バージン オリーブオイル』や『オリーブ オイル』、『ポマースオイル』などです。
エキストラ バージン オリーブオイル
最高級品。
溶剤抽出や精製など一切せず、オリーブの実を絞っただけのオイルで天然果汁と言うことができます。
最高級品ですが、品種の違いや、作り手や搾油方法、気候や栽培条件など様々な理由により味や香りに大きな違いが生まれます。
絞っただけの天然果汁ですので、栄養価も高く、色々な香りが楽しめる、種子油にはない口当たりの軽いオイルです。
オリーブをどれだけ大切に育てたか…。味わいで農園の姿勢が分かります。
ですが、大切に木を育て、細心の注意を払って搾油して自信を持って販売店に送り出したのに、販売する側でオイルの質を下 げてしまうこともあります。作り手として非常に残念に思います。
是非アライオリーブのエキストラ バージン オリーブオイルを味わってみてください。
私がどれだけの情熱を注いできたか・・・。
感じて頂ければ幸いです。
オリーブオイル
少し前まで『ピュアオイル』と呼ばれていました。
精製したオイルをベースにエキストラ バージン オリーブオイルなどを少し足して作られます。
精製されたオイルは、風味が薄く、また栄養価は少なくなってしまうため、エキストラ バージン オリーブオイルを足すこと
によって、それらを補います。
しかし、それでも色や香りも薄く、味わって食べるのには物足りなさを感じるかもしれません。オリーブオイルの特徴が薄れるため、石鹸作りなどで用いられる場合が多いです。
当農園では、生産しません。
ポマースオイル
エキストラ バージン オリーブオイルを作り終えた後に出る搾りカスに溶剤等を投与し、薬剤の力を借りて残りの油分を抽出 したものをベースとしたオイルで栄養価などは期待できません。一部の外食産業で使用されています。
当農園では、生産しません。
オリーブオイルの医学的効果
オリーブオイルは医学的側面からも、注目されています。
薬ではないので、即効性は期待できないのですが、毎日少しずつオリーブオイルを摂取することで、体を内側から支えてくれる効果が沢山認められています。
認知されている様々な効能の中から、一部をご紹介いたします。
血液の循環を良くしてくれる
人間の体は、血液が循環することによって健康でいられます。
血液が滞ると、よく「ドロドロ血液」と表現され、体への悪影響が懸念されます。これは、血液が栄養素を体全体へ運ぶ貨物列車の役目をしているからです。
栄養という荷物を、体全体に満遍なく運ぶのが役目なのに、様々な理由で届けられなくなる、これが色々な病気を引き起こす原因ともなります。
私たちの細胞は、いわば、工場のようなもの。工場に部品が届かなければ、製品が作れないですよね。
同じように、栄養が細胞に届かないと、細胞が活性化できなくなります。
いつも血液をさらさらにしておく、このことは非常に大事なことなのです。
消化器系に働きかける
私たちの体内の臓器は、つねに働き続けています。オリーブオイルは、臓器のリズムを整えてくれると言われています。
食事の前に、ティースプーン1杯のオリーブオイルを飲み、それから食事をすると、オリーブオイルが胃に膜を作り、食事による急激な血糖値の上昇も防ぐことが出来きるといわれてます。
わざわざティースプーンでオリーブオイルを飲まなくても、最初にオリーブオイルをかけたサラダやスープなどを食べれば、毎日簡単に摂取することが出来ます。
肌に働きかける
オリーブオイルの中には、潤い成分も存在してます。
ボディークリームほどの即効性はありませんが、日々少しずつ摂取することにより、肌の潤いを保つことが出来るといわれています。
肌の潤いは、つまり細胞がカサカサしていない、ということにも繋がります。細胞膜を形成している主成分は、実は油なのです。
良い油を摂取することで、しっかりとした細胞膜を作ることが出来ます。酸化した油ばかりを摂取していると、この細胞膜が不安定な状態になり、外から攻撃されやすくなり、ウィルスなどの進入を許し、病気になりやすいと言われていますので、油を選ぶことは、とても大切なことなのです。
抗ガン作用も認められている
日本人の死亡原因の1つにも数えられる、ガン。
ガンの予防には、野菜や適度な赤ワインなどが推奨されていますが、これらはすべて、抗酸化力を持つものたちです。
オリーブオイルには、沢山の種類の抗酸化物質が存在してます。体を内側から元気にするためには、抗酸化物質はとても大切な存在です。
オリーブオイルが持つ抗酸化力は、オリーブの実自体を守ろうとする働きのもの。実をそのまま口にするには苦すぎるので、オイルにして私たちが頂くわけです。
ありがたい存在です、オリーブの実。
アンチエイジング
アンチエイジングは「抗老化活動」と言い換えることが出来ます。
老化は年齢と共におとずれるものですが、生理的老化(年齢とともに老化してゆくという生理現象)は誰にも平等に訪れますが、病的老化(病気が原因で老化してしまう現象)は、人様々ですが、食い止めることが可能です。
沢山の抗酸化物質を摂取し、病的老化を遠ざけたいですね。
その昔、薬として使われてきた歴史があるオリーブオイルですが、現在は食用油であり、薬ではありません。
ですが、普段の料理に使うだけで、無理なく様々な効能を毎日少しずつ摂取することが出来るので、日々の健康生活に、アライオリーブをお役立ていただければ嬉しいです。